東京駅から高速バスに乗り遅れ、急遽、京成スカイライナーを利用


2017年11月25日(土)午前

タイを起点に3ヶ月以上に渡って東南アジア各地を旅行する初日。東京駅から高速バスを利用して格安で成田国際空港まで行く予定を立てた。

成田国際空港からドンムアン空港(バンコク)までトラブル続きのタイ旅行初日

ところが、トラブル続きのドタバタ。結局、京成スカイライナーを利用して、ギリギリ、スクートのチェックインに間に合った、その顛末。

トラブル1 – Pasmoカードが使えない!

今回の旅行は、タイを中心にその周辺国を3ヶ月以上の長期間に渡る旅行の初日。いつものことだが、旅行直前はどうにも落ち着かない。

前夜は早めに就寝。午前3時20分頃起床した。急ぎでバックパックの中を整理・確認して、寒い中、早朝5時頃、最寄りの駅に向かう。

冬の東京。まだ真っ暗な駅の改札口でPasmoをかざして通ろうとすると、なんとPasmoが使えない!

磁気異常?

カードをよく見ると、少し折れ曲がっている。うぅむ。東京駅から出る格安の高速バスまで時間がないので、ちょっと焦る。

成田発バンコク行きのフライトは、シンガポールの格安航空会社、スクート(Scoot)の便。成田国際空港を午前9時35分に出発予定。チェックインは出発時間の1時間前、つまり午前8時35分までに済ませなければならない。

スクートのチェックインカウンターは例外なく、予定出発時刻の3時間前にチェックイン業務を開始し、1時間前に終了します。


チェックイン – スクート

トラブル2 – 東京駅発高速バスに乗り遅れる

早朝のためか、改札口付近に駅員の姿が見えず、でまごまごしているうちに、電車を1本、乗り遅れてしまう!

当初の予定では、最寄り駅から電車に乗り、東京駅まで電車で移動。東京駅からは高速バスを利用して成田空港第2ビルまで行く予定だった。

ところが、高速バスだと東京駅から成田空港第2ビルまで約1時間かかる。早朝のため、かなりギリギリに移動スケジュールを見積もっていて、乗車予定の高速バスを一本遅らせると、スクートのチェックインに間に合いそうにない。

東京駅に向かう途中、急遽、京成スカイライナーの利用を考えた。スマホで時刻表を確認すると、日暮里駅を午前7時5分に出発する京成スカイライナー7号なら、成田第2ターミナルに7時41分に到着。これなら余裕でチェックインの制限時間に間に合う。

京成スカイライナーのインターネット予約サービスは「スカイライナーチケットレスサービス」と言うそうだ。このサービスを利用して、スマホで京成スカイライナーの乗車チケットを予約・購入した。

チケット購入のご案内

日暮里から成田第2ビルまでの料金は約2500円。東京駅から高速バスを利用すれば、1000円ほどで成田第2ビルまで行けるため、割高だが、しょうがない。

トラブル3 – JR日暮里駅を乗り過ごしてしまう!

ところが! JR日暮里駅を素通りしてしまったことに気付く! もー、なにやってんだ! 一安心して、注意が散漫になってしまったのか……泣きたくなってきた。

電車を乗り直して、日暮里駅に戻りつながら、再度、京成スカイライナーのサイトをスマホで確認すると、ネットで購入した京成スカイライナーのチケットは時間変更が可能とある。

先ほど予約・購入した京成スカイライナー7号を一本遅らせて9号に変更する。京成スカイライナー9号なら、日暮里駅を午前7時25分に出発し、成田第2ターミナルには8時4分に到着予定。

京成成田空港第2ビル駅のホームから、成田国際空港の第2ターミナル内のスクートのチェックインカウンターまで移動する時間を加味しても、ギリギリだが何とかチェックインに間に合いそうだ。

トラブル4 – 日暮里駅の改札口付近でバックパックの肩紐が壊れる!

スマホで、京成スカイライナーの便の変更手続きを終えて、ようやくJR日暮里駅に到着。改札口を出て、階段下にある京成日暮里駅の改札口に向かうと……バッグパックの肩の部分が壊れて、バッグが地面に落下!

もう! どうして、こーなるの? 数ヶ月前にフィリピンのカミギン島で購入した安物のバックパック……安物買いしたつもりが、結局、高くつく典型的パターンだ。

肩の部分が壊れたバックパックを両手で抱えながら、京成スカイライナーに乗車する。成田空港まで安く移動できる高速バスが登場する以前は、いつも京成スカイライナーを利用していたが、それも随分と昔の話。

久しぶりに利用してみると、これが快適そのもの。やはり高いだけはある。ドーム型の天井は解放感があり、高速バスなどに比べると、ゆったりと落ち着いた感じがある。

京成スカイライナーの車内

全席指定の座席は半分ぐらいしか埋まっていない。人間工学に基づいたという座席のシートピッチは1,050mm、座席幅470mm。両足を広げるスペースもたっぷりある。足元には電源コンセントが2つあるので、スマホやノートパソコンを充電しながら、作業もできる。

京成スカイライナーの座席シート

京成スカイライナーの座席シートの足元の電源コンセント

トイレを覗いてみると、高速バス内にあるトイレに較べて、かなり広めで清潔。ベビーベッド・ベビーキープを設置した多機能トイレだ。昔と較べて、スカイライナーもかなり進化した印象だ。

京成スカイライナーの多機能トイレ

7時25分に京成日暮里駅を出発した京成スカイライナー7号は、定刻通り、成田国際空港第2ターミナルに8時過ぎに到着。所要時間は、たったの35分。速い!

スクートのチェックイン・カウンターに直行して、チェックインの手続きをする。カウンターのスタッフに旅程を確認される。

というのも、チケットは往復で予約・購入しており、成田⇔バンコク(ドンムアン)の往路は2017年11月25日発。復路は2018年3月5日。タイの観光ビザは事前に取得していなかったが、タイに入国した後、カンボジア、ラオスを回って、再びタイに入る旅程だと説明すると、チェックイン出来た。

保安検査は、すんなり通る。成田国際空港の保安検査は、羽田の国際ターミナルに比べあると厳しい印象がある。前回、成田国際空港を利用した時は、機内持ち込み荷物の中にある歯磨き粉のチューブや、蚊対策のスプレーも没収されてしまった。

スクートのバンコク発のフライトの搭乗ゲートは85番。かなり歩いてようやく85番搭乗ゲートに辿り着く。バックパックを背負うことができないので、辛い(泣)。

成田国際空港第2ターミナル85番ゲート

朝食は、成田国際空港第2ターミナルにある7-11でサンドイッチでも購入しようかと考えていたのだが、その時間もない。

スクートのTR869便に搭乗する際、搭乗ウエイティングエリアから飛行機に向かう時にパスポートとボーディングパスを提示したばかりなのに、飛行機に乗り込む時もボーディングパスだけでなく、パスポートの提示も求められる。面倒臭い(苦笑)。

何はともあれ、無事、スクートのTR869便に搭乗できた。もー、くたくた。

本日の教訓

ここ数年、旅行する時は、たいていの場合、最低1ヶ月の長期旅行というスタイルを取っている。そのため、どうしても旅行直前まで仕事などが立て込み、非常にドタバタする。それにしても、今回のバタバタぶりは酷いもの。

とはいえ、何事も経験。トラブル経験から何を学ぶかが大事だ!(ちょっとやけくそ)

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