AISのプリペイドSIM「4G NET SIM」をAISショップで購入

11月27日(月)晴れ

6時30分頃目が覚める。不思議な夢を見た。国際政治学者の三浦瑠璃さんと、自分が何かについて論争しているという内容。

学者さん相手に自分の考えをうまく主張できなくて、もどかしさを感じている中、目が覚めた。これはどういうことかいな?

昨夜、寝る前にニコニコ動画の政治チャンネルで、池内恵さんと三浦瑠璃さんの座談会を見たからか。

というか、昨晩、寝る前にホントンを飲みすぎた。少し頭が痛い。昨日、購入したマンゴーライスを冷蔵庫から取り出し、解凍して朝食。

マンゴーライス

午前中は、ノートパソコンを広げ、バディ・マンション(Buddy Mansion)のWiFiに繋げてノマド仕事。

9時頃、「バディ・マンション」(Buddy Mansion)のルームサービスのおばちゃんが掃除にやってくる。ベッドシーツなどは特に汚れていないので、新しいタオルと歯ブラシ、石鹸のみ受け取る。

AISのプリペイドSIMパッケージ「4G NET SIM」をザ・モール バンカピで購入

12時頃まで部屋で仕事した後、「ザ・モール バンカピ」(The Mall Bang Kapi)へ。「ザ・モール バンカピ」で昼食を取りがてら、バックパックとプリペイドSIMカードを購入することにする。

ザ・モール・バンカピのフードコートでは、シーフード炒めのようなぶっかけご飯、スープ付きをいただく。

シーフード炒め@ザ・モール・バンカピのフードコート

AISのプリペイドSIMを選んだ理由

「ザ・モール バンカピ」の3階(日本的に言えば4階)に、AISやDtacなどのタイの携帯キャリア会社の大手のオフィシャルショップが入っている。

タイには、AIS、Dtac、そしてTrueという3つの大きな携帯キャリア会社がある。これまで、DtacとTrueのプリペイドSIMは使ったことがあったが、AISは一度も使ったことがなかった。

AISは、タイの最大手の携帯キャリア会社だが、なぜかLTEサービスの提供が遅れていた。確か、2015年末頃からようやくLTEサービスをスタートさせている。

AIS、Dtac、Trueの3社のプリペイドSIMは、それぞれ様々な利用プランを展開している。次々と新しいサービスプラン、プロモーションプランが登場するので、その全てをチェックしたわけではないが、各社が提供するプラン内容に、さほど大きな違いがあるわけではない。

今回の旅行では、タイの田舎も回るつもりだったので、AISのプリペイドSIMの購入を考えた。大都市ならいざ知らず、タイの地方都市、田舎の小さな街では、AISが一番繋がりやすい、という話を何度か耳にしていたからだ。

AISのプリペイドSIMは、これまで一度も使ったことがなかったので、一度は使ってみようという好奇心もある。

購入したのは、AISの「4G NET SIM」というパッケージ。料金88バーツなり。

AISの「4G NET SIM」パッケージ

長期旅行者には向かないAISのツーリスト向けプリペイドSIM

AISに限らず、大手の携帯キャリア会社は、それぞれ旅行者向け向けのSIMパッケージを販売している。

AISの場合、「TRAVELLER SIM」というプリペイドSIMとなる。Trueは「TOURIST SIM」。Dtacは「Happy Tourist SIM」というSIMパッケージを販売している。

AISの旅行者向けSIMパッケージ「TRAVELLER SIM」は、599バーツ・299バーツ・49バーツのものと、合計3つのタイプがある。

参照:TRAVELLER SIM – AIS

「TOURIST SIM 49」は、データ通信がなく、通話とAISのWiFiスポットを使用ができる。「TOURIST SIM 299」はデータ通信を7日間、3GBまで利用可能。「TOURIST SIM 599」はデータ通信を15日間、6GBまで利用可能。

タイを1週間、2週間、短期旅行するなら選択肢となるが、1ヶ月以上の旅行となると、「TOURIST SIM」はコスパが宜しくない。

購入を考えたのは、「4G NET SIM」というパッケージ。どう考えても、こちらの方がコスパがずっと良い。

AISのツーリスト向け「TOURIST SIM」と「4G NET SIM」の内容比較

※2017年11月下旬時点のプラン。

TOURIST SIM 49 TOURIST SIM 299 TOURIST SIM 599 4G NET SIM
価格 49バーツ(約167円) 299バーツ(約1017円) 599バーツ(約2037円) 88バーツ(約380円)
データ通信容量 7日間 3GB(LTE) 15日間 6GB(LTE) 7日間 速度1Mbpsで無制限
AISのWiFiスポット
通話初期残高 15バーツ 100バーツ 100バーツ
通話料金 1バーツ / 1分 1.06バーツ / 1分
SMS 3バーツ / 1通 0.54バーツ / 1通

「4G NET SIM」のポイントは、データ通信を1週間、たったの88バーツ(約300円)で無制限に使えること。

初めの1週間が過ぎた2週目以降も、1週間88バーツの料金で継続して使うことができる。これを4回繰り返せば、合計352バーツの料金で、ほぼ一ヶ月、データ通信が使い放題となる。

まさにタイ長期旅行者にピッタリのプリペイドSIMパッケージ。

データ通信は制限無しの使い放題だが、唯一気になるのは通信速度が1Mbpsに制限されるという点。1Mbpsという通信速度は、スマホでサイトを見たり、Twitterでつぶやいたり、Facebookを更新する分には問題ない。

Youtubeなどの動画視聴は、高画質は無理だが、画質を我慢すれば、ストレス無く視聴できるはず。もちろん、常に1Mbpsのスピードが出る、という条件ならば、である。

AISのオフィシャルショプで設定もおまかせ

「ザ・モール バンカピ」内にある>AISのオフィシャルショプに赴くと、まず整理券を渡される。スタッフも簡単な英語なら通じた。

ほんの少し待つと、英語ができる女性スタッフが応対してくれた。「4G NET SIM」を購入したい希望を告げて、スマホを渡すと、すぐにセッティングしてくれた。

なお、タイではプリペイドSIMを購入する際、身分証明書の提示が義務付けられている。外国人旅行者の場合はパスポートだ。

あいにく宿にパスポートを置いてきてしまったが、自分の顔写真と旅券番号のページと、入国・出国カードのページをスマホで撮影したものを見せると、それでOKだった。

AISから送られてくるSMSメッセージや、USSDコードで照会できる内容を、すべて英語表示にお願いすると、てきぱきやってくれた。

AISのオフィシャルショップ@ザ・モール バンカピ

SIMパッケージ代金88バーツにプラスして、100バーツ分、トップアップ(チャージ)した。

トップアップができる場所を確認すると、AISのショップの他、ファミリーマート、Big Cでもできるそうだ。7-11ではできない。

一回のトップアップは、最低20バーツから。20バーツ、トップアップするたびに、SIMの有効期間が30日日、延長になることも説明される。

AISのAPNの設定

ショップを後にして、APNの設定はどうなっているのか、確認してみた。APNが正しく設定されていないと、SIMカードは電波を掴んでくれない。以下の通り。

  • APNは「internet」
  • ユーザー名は「なし」 (空欄)
  • パスワードは「なし」 (空欄)

プリペイドSIMの利用状況が分かる便利なUSSDコード

また、USSDコードを使ってみた。USSDコードは、トップアップ(チャージ)残高、プランの申込み、有効期間などなど、自分が使っているプリペイドSIMの利用状況を確認できる便利なコマンド。

USSDコードは、まず電話アプリを起動した上で、USSDコードの各種コマンドを打つことで利用できる。主なUSSDコードは以下の通り。

  • *121# トップアップ(チャージ)残高、SIMカードの有効期間の確認
  • *121*1# ボーナスの確認
  • *121*2# 通話ボーナスの確認
  • *121*32# データ通信プラン内容の確認
  • *388# WiFiのユーザ名とパスワードの確認
  • *545# 使用中のSIMの電話番号の確認

モール内でタイのスマホをチェック

AISのプリペイドSIMカードを購入した後は、「ザ・モール バンカピ」の3階(実際は4階)にあるスマホ・ショップを覗いてみた。

タイに限らず、東南アジアで人気を集めているスマホと言えば、やはりアップルの「iPhone」。タイで「iPhone」を扱っているショップ「Studio 7」があった。

値段を確認すると、「iPhone X」の64GBタイプが41000バーツ(約14万円)。「iPhone X」の256GBタイプは47000バーツ(約16万円)。

なお、この価格には7%の付加価値税(VAT)が含まれている。旅行者の場合は、購入時に全額を払ってから、出国時にVATの還付を受けることができる。つまり、価格 ÷ 1.07 で買えることになる。

その他のスマホショップを覗くと、Sumsung、Huaway、Oppo、Vivo、などのメーカーが人気の様子。日本では、SIMフリーのスマホとしては、ASUSのZen Phoneシリーズが人気だが、タイではさほど人気のようには見えなかった。

たまーに、Sonnyのスマホを扱っているショップもある。Xperiaのユーザーとしては気になるところ。

日本では発売されていない「Xperia XA1 Ultra」が目立つようにして販売されていた。お値段は13990バーツ(約4万7600円)が、プロモーションセールで10990バーツ(約3万7400円)で販売。

Xperia XA1 Ultra@ザ・モール バンカピ

家電、パソコンが集まった「Power Mall」を覗くと、ASUSのノートパソコン「T101HA-GF029T」が9990バーツ(約3万4000円)で売られていた。

Power Mall@ザ・モール バンカピ

ASUSのノートパソコン「T101HA-GF029T」Q

スペックは、CPUがATOM X5-Z8350、RAMが4GB、HDDがEMMCタイプで64GB。デジタル・ノマドにぴったりのノートパソコンだ。